山形県の中部にある白鷹町は人口約13,000人で、町内に最上川が流れています。白鷹丘陵や朝日山系の山々に囲まれた自然豊かな町です。白鷹町で有名なのが、ビールの生産で使われるホップ栽培です。さくらんぼが有名な山形県ですが、ビールの原料になるホップの生産量が多いことでも知られ、昭和50年代に日本でも有数の産地となりました。白鷹町で栽培されたホップは、キリンで生産されるビールの原料になっています。

 

白鷹町の特産品で知られているのが「深山和紙」です。一切の妥協をせずに1枚1枚漉き上げて作られる深山和紙は、昔から変わらず、純粋な手漉きの技法で作られる和紙です。和紙だけでなく陶芸の歴史もあり、「深山焼き」として現代に受け継がれています。町内には陶芸を体験できる場所もあり、子供から大人まで人気があります。

 

町内の有名な観光スポットが「道の駅白鷹ヤナ公園」です。ヤナが設置されていて、鮎漁が行われます。シーズンになると、獲れた鮎の刺身や塩焼きでいただくことができるレストランもあります。冬の季節におすすめしたいのは「白鷹町営スキー場」です。雪が多く降る白鷹町には町営のスキー場があり、県外からもスキー客が訪れます。