山形県の南東部に位置する人口約24,000人の高畠町は、奥羽山脈の山々に囲まれている自然豊かな町です。高畠町は農業が盛んで、ぶどうの栽培に力を入れています。生産量日本一にもなったデラウェアがとても有名です。この地域の寒暖差が激しい気候と、奥羽山脈の地形の影響もあってミネラルを豊富に含んだ土壌にも恵まれていることから、ぶどうの栽培に適しています。

 

このぶどうを活かしてワインなどの加工品も特産品として販売されていますし、シーズンになると町内の農園でぶどう狩りが行われ、ワイナリーでは美味しいワインを購入することもできます。このように多くの観光客が訪れるほど、高畠町はぶどうの産地として知られています。他には、さくらんぼやラ・フランス、りんごなどの果物、高畠つや姫というブランド米を町内で栽培しています。

 

高畠町の観光スポットで多いのが洞窟です。国の指定文化財にもなっている古墳や洞窟があります。地理的に山に囲まれていることもあり、古墳や洞窟岩陰群が点在していることから、これらが観光スポットになっている経緯があります。樋爪五郎季衡が築城したと伝えられている高畑城跡も、町内の有名な観光スポットになっています。