塗り替えの必要性

建物を立ててから数年が経過すると、そろそろ外壁や屋根のメンテナンスが必要ではないかと、何となく考え始めるかと思います。でも、壊れているわけでもないとなかなか相談もしにくいと考えてしまうもの。
そもそも塗装はなぜ必要で、どれくらいの周期でメンテナンスが必要なのか、ご説明します。

塗装の役割

外壁や屋根など、建築物には必ず塗装が必要になります。塗装には大きく美観と保護の2つの役割があります。

(1)外観の美化

img_point01.jpg建物の外側を覆うのは屋根や外壁です。現場で塗装するもの、工場で塗装されてくるもの等、様々ですが、新築時から大切な住まいに個性を与えてくれます。
いろんな色に塗装されていることで、住まいに表情が生まれ愛着が湧き、街並に彩りが生まれます。
塗装が施されなければ、金属やコンクリート等の素材そのままの無機質な色だらけになってしまいます。
塗り替えは、経年劣化してしまった色あいに再び息を吹き込み、輝きを取り戻す化粧直しとも言えるでしょう。
引き渡しを受けたあの日、入居したあの日の喜びをもう一度味わって下さい。

(2)天候から建物を守る

建物は、建ったその日から、自然環境の中で大きなダメージを受け続けます。雨や雪、紫外線、二酸化炭素、熱など、様々な攻撃から建物を守るため、塗装は大いに活躍してくれるのです。
雨や雪の水分で内部腐蝕することを防ぎ、夏と冬の温度差から建物を守り、紫外線や二酸化炭素などをシャットアウトして建築素材の寿命を延ばします。

塗り替え時期

外壁の塗り替え時期の目安は、窯業系で10年位、金属系で15年位で塗り直しておきたいものです。屋根の塗り替え時期の目安も、窯業系は10年位、金属系は15年位です。詳しくは、外壁の種類屋根の種類のページをご覧ください。