尾花沢市は山形県の北東部に位置していて、約1万7千人が住んでいます。市内は奥羽山脈や出羽丘陵などの様々な山などに囲まれていて、盆地を形成しています。日照時間が短いという特徴があり、多湿の影響もあって、たくさん雪が降ります。冬になると平野部でも2メートルもの積雪を記録することもあり、山形県の中で尾花沢市は豪雪地帯として知られています。

 

尾花沢市の花はつつじで、市内の庭園や盆栽などを通じて、多くの人に愛されています。風にも雪にも強いつつじは、豪雪地帯の尾花沢市にぴったりの花です。市の木はケヤキで、市内の山地帯の沢沿いなどに自生しています。

 

尾花沢市の特産品として有名なのがスイカと牛肉です。市内で生産されているスイカを尾花沢スイカと言います。シャリシャリしてとても美味しい食感と、ジューシーな果汁が滴る贅沢なスイカとして、特産品になっています。豪雪地帯の過酷な条件で育った尾花沢牛は極上の脂が育まれ、とろけるくちどけが美味しい牛肉として知られています。

 

この他に、地元で栽培されたそばを使った尾花沢そばなども有名で、俳人の松尾芭蕉が食べたそばとして、昔から多くの人に愛されてきました。現在では、地元の人だけでなく観光客にも人気があり、このそばも特産品として知られています。