町の中央部に最上川が流れ、自然豊かな景色が広がる大石田町は、山形県の中央部に位置する、人口約7000人の町です。町を流れる最上川を中心に栄えてきた歴史があり、昔は最上川最大の舟着場があったことでも知られています。

 

大石田町の特産品で有名なのが「大石田そば」です。冬のたくさんの雪がもたらす雪解け水と、昼と夜の寒暖差が激しくなる夏の気候をうまく利用して、大石田そばが栽培されます。山形県と言えば果物の栽培が有名ですが、大石田町は玄そばの栽培に力を入れていることもあり、生産量が県内トップクラスになります。地元で栽培されたそばを提供してくれるお店が多数あり、観光スポットにもなっています。多くの観光客が足を運び、大石田そばを堪能しています。

 

大石田町は夏のイベントが有名で、8月16日に開催される「最上川花火大会」は、大石田町で開催されます。この花火大会の特筆すべき点は、100年近くの歴史があり、大型花火が次々に打ち上げられ、圧巻の美しい花火を間近で見られることです。大石田町の人々にとって、最上川花火大会はただの花火大会ではなく、「大石田まつり」とセットの伝統行事であり、町民による夏祭りとして様々なイベントが開催されています。