施工事例:サイディング外壁

山形市 W様



浴室窓下の凍害状況です。お施主様自ら補修なさったようですが、シリコーンシーリングの汚染が外壁に付いてしまっています。

雨樋破損により、常時水が掛かり凍害を引き起こした様です。

撤去後の外壁です。W様邸では6枚分張替を行いましたが、板裏は全て異常ありませんでした。

下地の調査状況です。若干シミが見えるのはシーリングの破断により、内部に侵入した雨水の跡だと思われます。

調査の際にカッターを入れた所は、ブチル系のシーリングを充填し、さらに上からブチルテープで塞ぎ、万全を期します。

サッシの出が足りず、再度凍害を引き起こす可能性がありますので、トタンにて水切りを製作し外壁に直接結露水がかからない様にしました。

浴室の換気扇廻りの状況です。

張り替え後の状況です。内部のジャバラ部分や接続部分に問題があった為、改善した後の施工です。

結露水が伝う事の無いように、水切り付きの樹脂製のものに交換しました。退色してきたら塗装可能です。

軒先の凍害の様子です。上げ替えが必要です。

折角なので、野地板の調査も行いました。 全く問題ありません。

凍害対策に換気見切りを取り付けて、上げ替え完了です。

全てのシーリングを撤去し

サッシの上端や

換気レジスターの上端などは、弊社のHPをご覧になって下さったお施主様のリクエストで、水が溜まらないテーパー仕上です!

シーリング工事完了後、洗浄作業に移ります。ガラスサッシは優しくスポンジで洗います。

外壁材洗浄の様子です。チョーキングが落ちていくのが目に見えます。

破風板などは手洗いを行うと、新品のようにピカピカになります。

手洗いにこだわる訳。それは自分の手で触れ、自分の目で見る事で下地の異常を感じ取るためです。

なかなか洗う事の出来ないインナーバルコニー等もこの機会にピカピカにします!

定番サービスのオイルタンクも塗装の為に綺麗に目荒らし洗浄します。

W様邸、雨樋は全部交換なので、釘穴には内部への浸水を防ぐ為、シール材を充填します。

ここからやっと塗装に入ります。 破風板1回目の塗装です。白系なので汚れにくい塗料での施工です。

もちろん2回塗りです。

サッシ端部のクラックは下地の位置の問題なので、張り替えを行わずに弾性パテを充填し補修します。

補修完了です。

釘頭などにも判らない様に充填します。

2階の外壁塗装開始です。明るめの色で塗り上がりが楽しみです。

もちろん2回塗り。

軒天材も2回塗りを行います。こちらも汚れの付きにくい仕様としました。

1階部分の塗装に移る前に、壊れていた排水管のバンドがあるので

計3か所交換しました。

1回目

2回目、1階部分は都合3回塗りとしました。

塗り分けの縁切りもうまくいきました。ナイスな配色です!

アクセント部分の塗装に入ります。ベース色を2回塗装後

表面色1回、2回と塗り重ねます。

まるで新品。上手くいきました。

ベランダ内部は奥行きがあって、なかなか光が届かない為、白系での塗装をお勧めしました。明るくなったと好評頂きました。

屋根は錆止めの後、刷毛とローラーで丁寧に手塗りして行きます。

外壁とのコーディネートを考え、W様邸は セピア色をお勧めしました。

樹脂部分のヤギリ等も塗装します。 完全に劣化する前であれば塗装できるのが樹脂部材の良い所です。

サービスのオイルタンクも錆止めを行い

2回塗りすれば新品同様です。

最後に締めの水切り塗装を行い完成です!