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シーリング防水とは?その特徴について山形の業者が解説

2019年05月08日
「シーリング防水って何なのだろう。」
「どのような効果があるのかも知りたいな。」
外壁をはじめとする住宅リフォームの話の中には、聞きなれない言葉もありますよね。
シーリング防水もその一つかもしれません。
そこで今回は、このシーリング防水がどのようなものなのかということについてご紹介いたします。
 
 
□シーリング防水とは?
 
住宅は様々な素材を組み合わせて建てられていますが、その素材の間には隙間が存在しています。
ゴム状の素材でその隙間を埋めることをシーリング防水と呼ぶのです。
 
 
□シーリング防水の効果
 
 
*雨漏りを防ぐ
 
外壁や屋根の素材同士の隙間は当然のことながら水が浸入しやすいです。
その部分にシーリング防水を施すことによって、建築素材を腐食させる原因である湿気や水分が入らないようにしているのです。
 
 
*揺れなどの衝撃を緩和する
 
シーリングには、弾性を持つものが多く用いられています。
建物が衝撃を受けたとき、その勢いを少しばかり緩和することによって外壁などの構造部分が損傷するのを防いでいるのです。
 
 
*見た目を美しくする
 
目地をシーリング防水で修繕することによって、見た目が本来の美しさへと戻ります。
一部に剥がれがあったり汚れが見受けられたりするよりも、均一に整っている状態の方が見栄えが良いですよね。
 
 
□シーリング工事の主な流れ
 
 
*サイディングの特定
 
どのような種類であるのかによって適したコーティングも変わってきます。
塗装することで逆に性能が落ちることもあるので、性質を慎重に調べていきます。
 
 
*既存シーリングの撤去
 
シーリングはそのまま上塗りするわけではありません。
というのも、直接塗ると場所によって厚さに差ができるために打ち替えが難しくなるほか、早期の剥がれを引き起こしやすいからです。
そこで、工具・カッター・人力などで既存のシーリングを撤去し、傷んだシーリングを綺麗に取り除きます。
 
 
*張り替え・増し締め
 
サイディング壁の損傷が激しい場合には張り替えの工事を行います。
また、増し締めというのは緩くなった釘を締め直すことです。
 
 
*マスキング
 
塗装する前に養生して適切な場所にシーリングを入れられるようにするためにマスキングを行います。
 
 
*充填
 
適切なシーリング材をつくり出してそれを埋め込んでいきます。
隅々まで材料を行き渡らせる必要があるので、慎重に行わなくてはありません。
 
 
*仕上げ
 
ヘラを使って押さえることで、内部に混入している空気を押し出す作業などを行っていきます。
マスキングテープを剥がして清掃を行えば完成です。
 
 
□まとめ
 
今回は、シーリング防水がどのようなものなのかということについて、効果や工事の流れをご紹介いたしました。
衝撃を和らげて雨水の侵入を防ぐ役割を持つのがシーリング防水です。
一部が剥がれている、あるいは傷が多いとなると機能を失っている可能性もありますので、修繕をおすすめいたします。