幸せ☆リフォーム通信 - 社長のブログ -

職人技

2012年03月18日

今日夕食時テレビを観ていたら、日本人が指揮をとり

 

タンザニアで井戸掘りとかまど造りをする番組でした。

 

 

日本から赴いた井戸掘り職人と左官職人、格好良かったです。

 

 

日本人としてはもちろん、同じく職人といわれる自分たちとしても、

 

何だか誇らしく、改めて日本の職人はスゴイな と嬉しくなりました。

 

 

水が出ればタンザニアの子供たちが、毎日遠くまで水汲みに行く重労働から解放される・・・

 

職人のこれまでの自身の経験、知識、技術を駆使して難工事に立ち向かう姿と、

 

水が出たときの子供たちの笑顔が、本当に感動的でした。

 

 

 

かまどの方は、これまで煮沸消毒できないでいた診療所へ造りました。

 

衣類用の漂白剤で医療器具を消毒している現実・・・

 

 

少量の薪で、短時間で安定してお湯が沸かせる熱効率の高いかまどがあれば、

 

確実に消毒できるということで、職人の知恵を存分に発揮していました。

 

 

使用目的の機能はもちろん、耐久性、使い勝手、見た目

 

細部にまでこだわる職人の姿は流石でした。

 

 

 

そして何より素晴らしかったのは、どちらも現地の人々にもできるように、

 

自分たちが帰った後も技術が残るように、土地にある物と人力でやっていたことです。

 

 

物を残せば、その一個。

 

 

人(技術)を残せば、無限。

 

 

 

職人技は後世に伝えていかなければならない、と改めて思いました。

 

 

 

 

奇しくも国内では、震災後は職人不足・・・

 

 

被災地にはまだ修理も終わらず、ブルーシートやベニヤで窓を塞いだ建物多数。

 

順番待ちで工事はいつになるかわからないという現実。

 

 

 

職人を急に増やすのは不可能です。

 

 

作業員と職人は違います。

 

 

職人を育成するには、時間とお金がかかるのです。

 

 

 

もっとも職人のなり手を減らし、住宅の工業化を進めてきたのは国ですけど・・・

 

 

 

 

今日のテレビを観て、職人というのは人の役に立つ、人から喜んでもらえる技術をもった、

 

誇りをもてる仕事だということを、再認識できました。

 

 

 

職人を育てるには、確かに大変なご時世ですが、職人魂と職人技を伝えていくため、

 

職人がもっと魅力的で誇りをもてる仕事にしていくため、まずは塗装職人を、

 

塗装業界を、自分たちの会社から変革していきたいと思います。

 

 

”輝け、職人!”

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